リムの片面(スプロケット側)をタイヤに組み付けた後は、もう片面(ブレーキディスク側)を組み付けます。一般的に先ほどの片面よりも組みづらいのですが、タイヤとリムの位置を適切に合わせることでスムーズに組み付けることができます。
ホンダ CRM250R(R)
使用する主なツール



※ ビートの一部を押し続けるためのビードバディは必須ではありませんが、使用した方が作業しやすいです。バイスグリップを持っている場合は、少し工夫することでビードバディをバイスグリップで代用できます。
メンテナンス手順
Step 1 : どこからビートを組み付けるのかを決める
これまでの作業にて既にスプロケット側のビートを組み付けているため、リヤブレーキディスク側のビートの方が組み付けにくいです。特に、チューブバルブとビートストッパー部分は組み付けにくいため、この部分が最後に残らないように組み始める位置を決めます。
Step 2 : ビートを組み始める部分を固定する
タイヤにリムを組み付ける際に最も重要なことは、ビートを組み付け始める部分をリム中央部分に押し込むことです。というのは、タイヤ内径とリム外径を見て分かる通り、タイヤ内径はリム外径より小さいため力ずくで組み付けようとしてもなかなか上手く行きません。
一方、リムをよく観察してみると、リム中央部分の外径はリム両端部分の外径に比べてかなり小さくなっており、またタイヤ内径よりも小さくなっています。よって、ビートを組み始める部分をリム中央部分に押し込むことでタイヤ内径よりもリム外径が小さくなり、あまり力を必要とせずに組み付けることができます。
このようなことから、ビートを組み付ける部分をリム中央部分に押し続けるために、ビードボディを使用してビートを固定します。なお、ビードボディを持ち合わせていない場合は、バイスグリップとリムを保護するための段ボールやアルミ板を用いてビードボディを代用することができます。
Step 3 : タイヤ全周のビートを組み付ける
二本もしくは三本のタイヤレバーを使用して、タイヤ全周のビートを組み付けます。
ビートをリムに組み付けにくい場合は、既に組み付けたビート部分に乗って体重をかけながらリム中央部分に押し込むことで、組み付けやすくなります。
丁寧な解説で、難儀していたタイヤの組み付けが完了しました。
工賃をケチるため、ネットでタイヤを買って、自分で取り付けようとしていましたが、もうバイク屋さんに泣きつくしかないとあきらめていた時にこの動画を発見して、なんとか作業終了することができました。
本当にありがとうございました。
コメントありがとうございます!
お役に立てて何よりです。
愛車を自分でメンテナンスできるようになってくると、より一層愛着が湧きますよね。
これからも解説動画と解説記事を少しずつ追加していきますので、末永くEXCITING GARAGEをご愛用ください。