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#04 片押し式ブレーキキャリーパーとピストンはどうやって元に戻るの?

片押し式ブレーキキャリパーは、バイク車体との間に挿入されているブーツの弾性により元の位置に戻されます。キャリパーピストンは、ブレーキキャリパーとの間に挿入されているピストンシールの弾性により元の位置に戻されます。

【使用バイク】
ホンダ CRM250R(R)

動作原理

事前理解 : 変形したゴムは元の形に戻ろうとする

ゴムに力を加えると変形しますが、同時に元の形に戻ろうとする力が発生します。その結果、ゴムに加えられていた力がなくなるとゴムは元の形に戻ります。

すべての固体材料は、変形が一定の範囲(弾性範囲内)では、変形しても元に戻る、つまり弾性を示す。

[引用] Wikipedia:弾性

Step 1 : 片押し式ブレーキキャリパーはブーツが引き戻す

Step 1 : ブレーキキャリパーはブーツが押し戻す

片押し式ブレーキキャリーパーの場合、ブレーキレバーもしくはリヤブレーキペダルを緩めるとキャリパーピストンを押し出す圧力が減少します。そうすると、片押し式ブレーキキャリパーとバイク車体の間に取り付けられているゴム素材のブーツが元の形に戻ろうとするため、片押し式ブレーキキャリパーにも元の位置に戻そうとする力が発生します。

その結果、片押し式ブレーキキャリパーが元の位置に引き戻されます。

Step 2 : キャリパーピストンはピストンシールが引き戻す

Step 2 : キャリパーピストンはピストンシールが押し戻す

ブレーキレバーもしくはリヤブレーキペダルを緩めると、キャリパーピストンを押し出す圧力が減少します。そうすると、ブレーキキャリパーとキャリパーピストンの間に装着されているゴム素材のピストンブーツが元の形に戻ろうとします。そうすると、キャリパーピストンをキャリパー内部に引き込む力が発生し、キャリパーピストンが元の位置に引き戻されます。

なお、ブレーキキャリパーに装着されているブーツやピストンシールが熱やブレーキオイルなどの影響で劣化すると、元の形に戻ろうとする力が弱まったり元の形に戻らなくなり、ブレーキ引きずりが生じることがあります。また、ピストンシールが硬化してしまうと適切に変形しなくなるため、ブレーキキャリパーとピストンシールの間に隙間が出来てしまい、ブレーキオイルが漏れ出すこともあります。

このようなことから、ブレーキが適切に利く状態を保つためには、定期的にブレーキキャリパーやマスターシリンダーをオーバーホールする(分解し内部清掃するとともに、劣化している部品を交換する作業を行う)ことをオススメいたします。

点検整備項目

マスタ・シリンダ、ダストシール及びディスク・キャリパのゴム部品の交換:2年毎

[引用] ホンダ CRM250Rのサービスマニュアル

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