バイク車体からフロントホイールとフロントフォークを取り外します。フロントフォークを取り外す前にブレーキキャリパーに紐を付けておき、取り外した後にその紐をハンドルバーに結んでブレーキキャリパーを吊り下げます。
ブレーキキャリパーを紐で吊り下げずにブレーキホースの張力のみでぶら下げておくと、ブレーキキャリパーの自重によってブレーキホースを痛めてしまう可能性があります。
【使用バイク】
ホンダ CRM250R(R)
使用する主なツール








使用する主な用品

メンテナンス手順
事前準備:バイクをバイクスタンドに載せる
※ 解説動画ではこの作業を省略しております。
フロントフォークを取り外すために、バイクをバイクスタンドに載せます。フロントフォークを取り外すとバイクの重心が後ろに移動しバイクがバイクスタンドからずり落ちてしまう可能性があります。よって、バイクはバイクスタンドのやや前面に載せ、若干フロントが下がるようにします。
また、バイクをバイクスタンドに載せた後、バイクが倒れないようにタイダウンベルトの片方をガレージの梁などに、もう片方をバイクのハンドルに引っ掛けて固定します。ガレージの梁などを利用できない場合は、アルミ三脚をバイクの前面に立ててタイダウンベルトをアルミ三脚に引っ掛けることで固定することもできます。
Step 1 : フロントタイヤを取り外す
フロントブレーキキャリパーをフロントフォークから取り外します。ブレーキキャリパーを取り外すと自重で垂れ下がりブレーキホースに負担がかかってしまいます。よって、ハンドル部分に結んだロープでブレーキキャリパーを吊り下げることで、ブレーキホースに負担がかからないようにします。
フロントホイールアクスルを固定しているボルトを外した後、フロントホイールアクスルを抜き取り、フロントタイヤを取り外します。
Step 2 : スピードメーターケーブルなどを取り外す
フロントフォークプロテクターに取り付けられているスピードメーターケーブルとフロントブレーキホースを固定しているねじを取り外します。また、この時点でフロントフォークプロテクターなどフロントフォークに取り付けられている部品をすべて取り外します。