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#10 2機目中古エンジンの腰下パーツ状態確認

部品取りのためCRM250R(R)の2機目中古エンジンを入手しましたので、エンジン腰下部分のステーター(発電用コイル)・ウォーターポンプ・クラッチアウター・クランクシャフト・トランスミッションなどのパーツについて状態を確認していきます。

2機目中古エンジンの状態確認

ステーター(発電用コイル)

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1機目中古エンジンのステーターは入手時点でコイルが断線しており、修理しないと使用できない状態でした。

今回入手した2機目中古エンジンのステーターは、コイルの断線はなさそうで、なおかつオイルや砂の付着が少なく綺麗な状態です。よって、ステーターは2機目のものを使用予定です。

ウォーターポンプ

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ウォーターポンプインペラー(羽の部分)表面とウォーターポンプカバー内部を確認した所、白色のドロッとしたモノが着いています。2機目中古エンジンを入手した段階でミッションオイルが抜かれていたので正確な判断はしにくいのですが、冷却水路にオイルが混じってしまった可能性があります。

考えられる原因の一つとして、ウォーターポンプインペラーの軸部分を密閉するメカニカルシールが劣化していることです。このメカニカルシールはクランクケースを分割しないと交換できないため、今回のエンジンオーバーホールでは交換予定です。

ウォーターポンプシャフト

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1機目中古エンジンのウォーターポンプシャフトは程度がよかったのですが、この2機目中古エンジンのウォーターポンプシャフトはプラスチック製ギヤにクラック(ヒビ)が入っています。

ウォーターポンプシャフトはウォーターポンプインペラーを回すためのパーツのため、このパーツに不具合があるとエンジン冷却に影響します。よって、ウォーターポンプシャフトは程度のいい1機目中古エンジンのものを使用予定です。

クラッチアウター

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1機目中古エンジンのクラッチアウターは、クラッチフリクションディスクやクラッチプレートと触れ合う部分(注釈:画像内の赤色破線部分)があまり消耗していませんでした。一方、この2機目中古エンジンはこの部分に大きな段差は生じていないもののの、擦れた跡がしっかりと残っており1機目中古エンジンのものよりも消耗が進んでいるようです。

この部分の消耗が進むとクラッチの切れが悪くなるなどの不具合が生じますので、程度のいい1機目中古エンジンのものを使用予定です。

クランクシャフト

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クランクシャフトは若干サビています。この程度であれば、サビを落として再利用可能かと思います。

なお、2ストローク(2サイクル)エンジンの場合、このクランクシャフト部分には2ストロークオイルとガソリンの混合気が送られ来るため、ミッションオイルを使用して潤滑されていません。

このような構造上、クランクケース内に水気が発生しやすい環境(例えば、湿気が多く朝夕の温度差が激しい軒下など)にバイクから下ろしたエンジンを長期間放置していると、クランクシャフトがサビやすくなります。

トランスミッション

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1機目中古エンジンのトランスミッションが破損していたため、この2機目中古エンジンを入手しました。よって、2機目中古エンジンのトランスミッションが使用できない状態であれば、またハズレのエンジンを入手したことになります。

2機目エンジンのトランスミッションを観察した所、幸いにも歯の破損などの大きな損傷が見られないため、これを再利用予定です。

クランクシャフト部分のベアリング

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クランクシャフトの両端に付いているベアリング(注釈:画像内の赤色破線部分)は焼け焦げていて、手でベアリングを回すとゴリゴリした感じがします。2ストロークエンジンの場合、このベアリングはミッションオイルで潤滑されず、混合気内の2ストロークオイルのみで潤滑されます。

よって、2ストロークエンジンの場合、このベアリングはこのような状態になっていることが多いため、クランクケースを分割した際にはこのベアリングを交換した方がよいかと思います。今回のオーバーホールでは、もちろんこのベアリングは交換します。

一方で、トランスミッションの両端に付いているベアリング(注釈:画像内の青色破線部分)はミッションオイルで潤滑されています。よって、焼け焦げた感じはなく、手でベアリングを回してもゴリゴリした感じはありません。

これからクランクケース内のその他パーツの状態をすべて確認し、他パーツ購入費が結構な額になる場合は、トランスミッションの両端に付いているベアリングは交換しない予定です。

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