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#02 オフロードバイクのリンケージ内ベアリングを交換する

リヤサスペンションの性能を保つためには、リンケージ部分を定期的にメンテナンスすることが重要です。今回はリンケージ内のベアリング交換とグリス塗布方法を解説した英語動画をご紹介します。また、この動画を基に日本語にて作業概要をご説明いたします。

【動画及びキャプチャー画像の引用】
 Motorcycle Shock Linkage Rebuild & Bearing Replacement

【動画制作会社】
 この動画を制作した Rocky Mountain ATV MC社は、バイクメンテナンスのためのSST(特殊工具)やメンテナンス時に交換するパーツ(ベアリング、ダストシールなど)のOEM商品などを販売している会社です。

※ 以下のボックス内文章は、引用動画にて説明されている内容を日本語意訳した文章です。

使用する主なツール

ソケット
ソケット
ラチェット
ラチェットハンドル
めがねレンチ(ボックスレンチ)
めがねレンチ(ボックスレンチ)
ドライバー
ドライバー
バイクスタンド
バイクスタンド
万力(ベンチバイス)(画像引用:モノタロウ)
万力(ベンチバイス)(画像引用:モノタロウ)

使用する主な用品

パーツクリーナー
パーツクリーナー
キッチンペーパー
キッチンペーパー
耐水性グリース
耐水性グリース
スレッドコンパウンド
スレッドコンパウンド

メンテナンス手順

作業概要

Motorcycle_Shock_Linkage_Rebuild_And_Bearing_Replacement_0043

ショック リンケージのメンテナンスは見落としがちです。このメンテナンスを軽視すると、リヤサスペンションの性能を悪化させてしまいます。

通常のライダーであれば、半年ごとにリンケージの清掃とグリス塗布を実施した方がいいかと思います。また、定期的にリンケージ部分の点検を行い、必要に応じてパーツを交換してください。

Step 1 : リンケージをバイク車体から取り外す

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リンケージを固定している4本のボルトを取り外し、リンケージをバイク車体から取り外します。

Step 2 : ベアリング内のカラーを取り外す

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リンケージのベアリング内カラーを取り外します。もしベアリング内ニードル(細い棒状のパーツ)が壊れている場合は、壊れたニードルを取り出します。

Step 3 : ダストシールを取り外す

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リンケージに取り付けられているダストシールを、マイナスドライバーを使用して取り外します。

Step 4-1 : ベアリングツールを使用してベアリングを取り外す

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ベアリングツールを持っている場合は、このツールを使用してリンケージに取り付けられているベアリングを取り外します。ベアリングツールを持っていない場合は、下記Step 4-2の方法にてベアリングを取り外します。

Step 4-2 : ソケットを使用してベアリングを取り外す

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ベアリングツールを持っていない場合は、汎用的なツールであるソケットを使用してベアリングを取り外します。今回は、このソケットを用いたベアリング交換方法の概要をご説明いたします。

取り外したいベアリング外径よりも大きなソケットと、ベアリング外径と同サイズのソケットを用意します。万力にリンケージと2つのソケットをセットし、万力を締め込むことでリンケージ内のベアリングを押し出します。

Step 5 : ベアリング装着部分を清掃する

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パーツクリーナーをリンケージのベアリング装着部分に吹き付けた後、ウエスもしくはキッチンペーパーを使用してベアリング装着部分に付着している汚れをきれいに拭き取ります。

Step 6 : ベアリング、カラー、ダストシールを用意する

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今回交換するベアリング、カラー、ダストシールを用意します。通常、これらのパーツはバイクメーカーが提供している純正部品を使用しますが、パーツ販売会社が提供している比較的安いOEM商品を使用することで出費を減らすことが出来ます。

Step 7 : ベアリング装着部分にグリースを塗る

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ベアリングを装着しやすくするために、リンケージのベアリング装着部分にグリースを塗ります。

Step 8 : 万力を使用してベアリングを装着する

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万力にリンケージとベアリングをセットし、万力を締め込むことでベアリングを圧入します。その際、ベアリングにダメージを与えないためにベアリングを真っ直ぐに装着してください。

万力を使用すると大きな力を発生させることができるため、リンケージの穴(ベアリング装着部分)に対してベアリングが斜めに入っていたとしてもそのまま装着されてしまう恐れがあります。このように装着してしまうとベアリングにダメージを与えるのはもちろんのこと、ベアリングがスムーズに動作しない可能性が高くなります。

よって、リンケージとベアリングを万力にセットする際には、リンケージの穴に対してベアリングが真っ直ぐに仮組みされていることを確認してください。

Step 9 : 万力とソケットを使用してベアリングを押し込む

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リンケージに装着したベアリングの外側にダストシールを取り付けるために、万力とソケットを使用してベアリングをリンケージの内部に押し込みます。ベアリングを押し込む量(距離)は、ベアリングの外側に装着するダストシールの厚み分です。

Step 10 : ダストシールを取り付ける

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リンケージに装着したベアリングの外側に、ダストシールを取り付けます。

Step 11 : ベアリング内部とダストシールにグリースを塗る

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Step 12 : ダストシールの外側にカラーを取り付ける

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Step 13 : すべてのベアリングを交換する

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リンケージに取り付けられているすべてのベアリングに対して、Step 3 〜 12を実施する。

Step 14 : ボルトにスレッドコンパウンドを塗る

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次回のメンテナンス時にリンケージを分解しやすくするために、各ボルトにスレッドコンパウンドを塗ります。

ボルトにスレッドコンパウンドを塗ると、ボルトが固着しにくくなります。

Step 15 : リンケージをバイク車体に取り付ける

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サービスマニュアルに記載されいてる締付けトルクを確認した上で、リンケージをバイク車体に取り付けます。

これで、リンケージ部分のベアリング交換作業は完了です。

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