作業概要は以下の通りです。
1. 整備するフロントフォークの標準オイルレベルを調べる。(もしくはセッティングのため任意の値を自分で決める。)
2. 油面調整ツールの高さをオイルレベルの値と同じに調整する。
3. 油面調整ツールを使用して、フロントフォークの油面を指定した値に調整する。
使用バイク:ホンダ CRM250R(R)
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これから、フロントフォークの油面調整を行います。油面の調整を行う際は、このようなツールを使うとはやいです。使い方はフロントフォークのトップにこういうふうに合わせます。これを中に入れます。中に入れるとフロンとフォークのトップ部分から中までの所が測定調整出来ます。
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具体的には、ここの長さが各メーカー、各バイクごとに指定されています。よって、まず、ここの長さはメーカー指定位置もしくは自分が行いたい値に設定します。その後、少しオイルを多めに入れて、その後、注射器でオイルを抜いていきます。すると、このパイプがありますので、パイプのエッジ部分、端の部分を吸い取ります。この結果、フロントフォークの油面がアウターの一番先端からどのぐらいの油面にするかということを設定することができます。
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今回はもっているバイクはCRM250R(R)です。油面の設定が90mmというふうになっていますので、ノギスで90mmの値を固定します。その次に、この油面が90mmになるように、ちょうど90mmの所でこのねじを合わせて固定します。
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ノギスを使って、この長さを90mmに合わせました。先ほど、オイルの油面を測定したら97mm程度でした。なので、こういうふうに入れてもまだ届かない状態です。なので、フロントフォークオイルを多めに入れて、それから油面の調整を行います。
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今、このように中に入った状態です。この状態で注射器を引くとこういうふうにオイルが出てきます。
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これ以上抜けないですね。これでちょうど90mmの所で油面が合っています。以上で油面の調整作業が終わります。