カシメタイプのチェーンをかしめるための事前準備を行います。かしめる部分のチェーンジョイントを作業しやすい場所に合わせた後に、グリスを付けたチェーンジョイントをチェーンツールを使わずに仮組みします。
ドライブ(フロント)スプロケット:サンスター(SUNSTAR)社製 P/No. 362-14 (歯数14)
ドリブン(リヤ)スプロケット:サンスター(SUNSTAR)社製 P/No. RH001-48(歯数48)
チェーン:DID社製 520VX2(リンク数112、カシメタイプ)
【使用バイク】
ホンダ CRM250R(R)
使用する主なパーツ


使用する主なツール




使用する主な用品


メンテナンス手順
事前作業 1:リヤタイヤの装着
※ 解説動画ではこの作業を省略しております。
リヤタイヤをバイク車体に取り付けます。取り付ける際に、リヤホイールアクスルとリヤホイールカラー部分に耐水性グリースを塗布します。取り付け後にはみ出したグリースをそのままにしておくとブレーキキャリパーやブレーキローターにグリースが飛び散ってブレーキが効かなくなりますので、はみ出したグリースはキッチンペーパーなどで拭き取ります。
事前作業 2:ドライブ(フロント)スプロケットの装着
※ 解説動画ではこの作業を省略しております。
ドライブ(フロント)スプロケットを取り外した手順とは逆の手順で装着していきます。ドライブスプロケットのボルトを締め込みやすいように、ギヤを入れてから作業を行います。
Step 1 : チェーンのリンク数に注意してチェーンを用意する
ドライブ(フロント)スプロケットやドリブン(リヤ)スプロケットの歯数を変更した場合は、チェーンの長さ、すなわちリンク数が標準値とは変わってきますので、チェーンを用意する際には注意してください。
参考までに、今回はCRM250R(R)のドライブスプロケットの歯数は標準値の14のままで、ドリブンスプロケットの歯数を標準値の42から48に変更しましたので、チェーンのリンク数を標準値の110から112に変更しました。
Step 2 : リヤタイヤをエンジン側に最も近づけて仮組みする
Step 3 : チェーンジョイントに専用グリースを塗って仮組みする
専用グリースをチェーンジョイント部分に塗ってから、チェーンジョイントを仮組みします。この専用グリースは、新品チェーンを購入した際には通常付属品として同封されています。
なお、カシメタイプのチェーンジョイントを仮組みする際には、かしめる部分を作業者側に、すなわちチェーンプレートを作業者側に向けます。