スプロケットを留めるねじは固着しやすいため、タイヤをバイク車体から取り外す前にこのねじを緩めておきます。その際、浸透性の高い潤滑スプレーを用いることで、ねじ山を潰してしまうなどのトラブルを防ぐことができます。
【使用バイク】
ホンダ CRM250R(R)
ホンダ CRM250R(R)
使用する主なツール




使用する主な用品


メンテナンス手順
Step 1 : バイクスタンドにバイクを載せる
Step 2 : 固着したねじに浸透潤滑油剤を塗布
ドリブン(リヤ)スプロケットを固定しているねじは、泥水に浸ることが多いために錆びやすいため固着していることがよくあります。よって、このねじを緩める前にねじ部分に浸透潤滑油剤(WAKO’Sのラスペネなど)を十分に塗布して、浸透潤滑油剤が浸透するまで一定時間(通常は5〜10分程度)待ちます。
Step 3 : 固着しているねじを先に緩める
タイヤをバイク車体から取り外した後にドリブン(リヤ)スプロケットを固定しているねじを緩める場合、もしねじが固着していたら力がかけにくいために非常に緩めにくいです。
一方で、タイヤをバイク車体から外す前は、バイク車体を掴みながら力をかけてねじを緩めることができます。よって、バイク車体からタイヤを取り外す前に、固着しやすいねじをあらかじめ緩めておきます。
なお、固着したねじを緩める場合、ラチェットを使用すると力をかけすぎてラチェットを壊す可能性がありますので、ブレーカーバー(スピンナハンドル)を使用することをおすすめします。