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#07 ディスクブレーキのエア混入状況を診断する方法

キャリパーやブレーキホース内に気泡が混入しているかどうか確かめるために、ブレーキフルードを少し抜き取って気泡が混じっているかどうかを観察します。気泡が混じっている場合は、新品のブレーキフルードにすべて入れ替えることで気泡を取り除きます。

【使用バイク】
ホンダ CRM250R(R)

使用する主なツール

めがねレンチ(ボックスレンチ)
めがねレンチ(ボックスレンチ)

メンテナンス手順

事前準備 : ブレーキフルード抜き取りタンクを用意する

事前準備 : ブレーキフルード抜き取りタンクを用意する

油圧ディスクブレーキのキャリパーやブレーキホース内に気泡(空気、エア)が混入しているかどうか確かめるために、ブレーキフルードを少し抜き取って気泡が混じっているかどうかを観察します。

なお、ブレーキフルードを抜き取る際に使用するツールがないと作業ができませんので、この作業を行う前にご準備ください。このツールは市販されていますが、簡単に製作することもできます。ブレーキフルード抜き取りタンクの製作にご興味がある方は、こちらのページをご参照ください。

Step 1 : めがねレンチとチューブをブリーダースクリューに取り付ける

Step 1 : めがねレンチとチューブをブリーダースクリューに取り付ける

めがねレンチ(ボックスレンチ)とブレーキフルード抜き取りタンクのビニールチューブを、ブリーダースクリュー(ブレーキフルードを抜き取るためのねじ)に取り付けます。その際に、ブリーダースクリューとビニールチューブの間に隙間ができないように密着させます。

Step 2 : リヤブレーキペダルを踏んだままブリーダースクリューを開ける

Step 2 : リヤブレーキペダルを踏んだままブリーダースクリューを開ける

ブレーキホースとブレーキキャリパー内のブレーキフルードに圧力をかけるため、リヤブレーキペダルを踏んだままにします。その状態で、ブリーダースクリューを緩めるとブレーキキャリパー内のブレーキフルードが出てきます。ブレーキキャリパー内にエア(空気)を混入させないために、リヤブレーキペダルを緩まる前に必ずブリーダースクリューを締めます。

上記操作を繰り返し行うとマスターシリンダーオイルカップ(ブレーキフルードを溜めている部分)内のブレーキフルードが減少するため、マスターシリンダーキャップを開けて新品のブレーキフルードを継ぎ足します。

なお、ブレーキフルードには耐熱性を示す指標があり、ナンバー付き市販車では通常DOT 4(「ドット フォー」と呼ばれています)が使用されますが、レース専用車では耐熱性に優れたDOT 5(「ドット ファイブ」と呼ばれています)が使用されることがあります。DOT 5のブレーキフルード耐熱性に優れていますが、劣化しやすいなどの欠点もありますので、頻繁にブレーキフルードを交換しないナンバー付き市販車で使用する際にはご注意ください。

Step 3 : ブレーキフルード内の気泡を確認する

Step 3 : ブレーキフルード内の気泡を確認する

ブリーダースクリューから出て来たブレーキフルードに気泡(空気、エア)が含まれているかどうかを確認します。気泡が含まれている場合は、このことが原因でブレーキの利きが悪くなっていることが考えられます。

ブレーキフルードを少し抜いて気泡が混じっていることが確認できた場合は、ブレーキキャリパーやブレーキホース、ブレーキマスターシリンダーにもっと気泡が含まれている可能性がありますので、新品のブレーキフルードにすべて入れ替えることで気泡を取り除きます。

次の連載動画では、ブレーキフルードの交換方法をご紹介します。

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