ブレーキパッド表面にオイルがしみ込んでいる場合は、ブレーキクリーナーで表面を洗浄してもなかなかオイルが落ちません。そのような際には、ブレーキパッド表面を目の粗い耐水ペーパーで削り取ることで、ブレーキの利きを改善することができます。
【使用バイク】
ホンダ CRM250R(R)
ホンダ CRM250R(R)
使用する主なツール

使用する主な用品


メンテナンス手順
Step 1 : 耐水ペーパーを用意する
Step 2 : ブレーキパッド表面を耐水ペーパーで削る
目の粗い100番程度の耐水ペーパーでブレーキパッド表面を削っていきます。使用中のブレーキパッドの場合は、ブレーキディスクの回転方向に沿って段差ができていることが多いため、耐水ペーパーで表面を削る際にもブレーキディスクの回転方向に合わせて手を動かします。
オイルが付着したブレーキパッド表面は表面がキラキラ輝いて光を反射しやすくなっており、なおかつブレーキパッド表面を指で触るとオイルでヌルヌルした感じです。一方、耐水ペーパーで表面を削ったブレーキパッドは表面の光沢がなくなり、なおかつブレーキパッド表面を指で触るとザラザラした感じです。
片方のブレーキパッド表面を削り落とした後は、もう片方のブレーキパッド表面に対しても同じ作業を行います。
Step 3 : ブレーキパッド側面や裏側の汚れを拭き取る
ブレーキパッド側面や裏側には、ブレーキパッドが削れた際に生じる粉末やブレーキ用グリースが付着して汚れていることが多いため、キッチンペーパーなどで汚れを拭き取ります。汚れが酷い場合は、先にブレーキクリーナーやパーツクリーナーを吹き付けその後にキッチンペーパーなどで汚れを拭き取ると、汚れが落ちやすくなります。