フロントフォークのオイルシールを打ち込むための簡易版オイルシールドライバを制作いたします。市販品のオイルシールドライバは数千円ですが、自作すると製作時間15分程度、費用は100円程度で出来上がります! ただし、これを使いこなすには慣れが必要です。 ^^;
使用バイク:ホンダ CRM250R(R)
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これから、フロントフォークのオイルシールを打ち込むための工具を作っていきたいと思います。使用する材料はVUソケットの40です。これは内径が48mmあります。CRM250R(R)の場合、このフロントフォークの内径が45mmあります。なので、その45mmより少し大きなこういう素材を使って、ここにシールを打ち込む専用工具を作りたいと思います。
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このソケットはホームセンターで非常に安く売っております。100円するかしないかだと思います。それではさっそく作っていきましょう。と言っても、ただこれを半分に割って、半円状の物を二つくっつけて、それで.使うというものです。切断するためのラインを引いていきます。この工具はそんなに精密に作る必要はないので、大雑把に作業を進めていきます。
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ゴムのダストシールを打ち込んでいきますので、この素材はプラスチックの方がいいと思います。
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片方ずつ切っていきます。電動工具がある場合、電動工具で作業された方が圧倒的に速いかと思います。
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裏側も同じようにします。これで切断は終了です。この後、この切断部分にエッジ、バリが付いていると、フロントフォークシールを傷つけてしまう可能性があります。よって、このバリは慎重に取っていきます。
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こちらはバリが付いた状態です。まだ加工前です。こちらは加工後です。両面はこういうふうに削っています。あと、ここの端を少しだけアールを付けます(角を削ります)。こういうふうに、少し丸く削って、この部分で中のシールを傷つけないようにします。
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これはエッジを取った状態です。この作業によって塩ビ(ポリ塩化ビニル)のこういう継ぎ手を二つに割ってヤスリで削りました。フロントフォークの外形が45mm、このホームセンタで買ったソケットの内径が48mmで、若干大きいです。
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若干塩ビの方が内径が大きいので、少し動いた状態になります。ただ、これがこういうふうに弾力がありますので、押し込むとこういうにくっついてくれます。
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実際に使えるかどうかは、後ほどフロントフォークのオーバーホールをやりますので、そのとき、試してみたいと思います。これで専用ツールの製作は完了です。